「Xperia X Performance」は、「Xperia Z5」の後継機種だ。サイズが5.5インチから5インチに小型化し、バックパネルにアルミを使うことで持ちやすさと操作性を向上させた。カメラ機能も進化し、「先読みオートフォーカス」を搭載。動いている被写体の行き先を予想して、フォーカスを先読みすることができる。6月中旬発売予定で、価格は4万円台後半を見込む。

 新型「AQUOS ZETA」は、5.3インチのIGZOディスプレーを搭載し、省電力化が進んだ。約2260万画素のカメラを内蔵し、前機種から倍近く画素数を増やした。6月上旬発売予定で、価格は5万円台後半の見通しだ。

 このほか、6月下旬に「arrows SV」(富士通製、予想価格2万円台前半)、7月上旬には「Disney Mobile on docomo」(LG製、同3万円台後半)が発売される。

 会見では、ラインナップが絞られたことで他のキャリアと製品の顔ぶれが似ているのではないかとの質問が出た。

 これに対して、丸山誠治プロダクト部長は「今回の新製品には、高音質な通話機能や高速のモバイル通信機能など、ドコモでしか使えない機能もある。こうした新機能を端末に搭載していくことで差別化し、アピールしていきたい」としている。

 一方、ネット上では、どのキャリアからも似たようなラインナップが続いていることについて「どの機種もハードウエアスペックが上がっただけで、かつてあったワクワク感が今はない」といった声や、他キャリアからも夏にかけてめぼしい新製品がないことから「3キャリア合同葬」という皮肉も出ている。

[AERA最新号はこちら]