AERA 2024年9月23日号より

 新たなお仕事をいただいた際は、自分の心と対話をしながら、「これはいけるだろうか」と毎回自問しているつもりです。キャパオーバーになるようなら、ソロ活動は入れすぎないように。いつだって基軸となっているのは、「グループ活動を満足に行えるかどうか」です。たとえば、ソロで俳優活動を行うことで、グループでの活動中に疲労が見えてしまったとしても、「ドラマの撮影中だから」と言い訳はしたくないんです。

1秒でも長く

 寝坊だって一回たりともしたくないですし、迷惑を掛けたくない、という気持ちがあります。一方で、ソロ活動を行うことでキスマイを知ってもらうことができるのなら、それはグループに還元できている、とも言える。自分が芸能界で生きていくために、必要なことでもあります。

 両立していくのは、正直難しいな、と感じることもあります。パフォーマンス次第では、次はお客さんはいらしてくれないかもしれない、という危機感は常に持っていますし、そこはシビアに捉えているつもりです。

 自分で自分のハードルを上げている部分はあるかもしれませんが、色々なことがあり、いまはそう思って行動している。そんな感覚です。僕が望むのは少しでも長くグループが存在していくことと、僕自身が1秒でも長くキスマイでいること。それは変わることはないと思います。

(ライター・古谷ゆう子)

AERA 2024年9月23日号より抜粋

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