●どうぶつサプリ　Vol.20　「写真の特性を生かす」

　イラストレーターの薮内正幸さんの自宅を20年間ほど仕事場にしていた時期がありました。細密な動物画を描く薮内さんから「僕は絵でなければ表現できないことを描いているんだ」と聞き、「そうだ。写真は写真でなければできない表現があるはずで、それを追求しよう」と私は決めました。それからは、写真の特性に合ったテーマと撮り方を心掛けています。

　水族館ではガラス（アクリル）を使った展示が当たり前ですが、動物園でもそれを取り入れる所が増えてきました。しかし、ガラスは、汚れていたり曇っていたり、反射した光で余計な物が写り込んでしまったりと撮影は厄介です。それでも、撮影のポジションと機材を選択して、考えてから撮影すれば、写真ならではの表現ができるでしょう。

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東急セミナーBEが主催する、さとうあきらさんの写真講座が4月から6月にかけて開催されます。
詳しくは、東急セミナーBE自由が丘校　「どうぶつの撮影に行こう」をご覧ください。

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動物写真　動きを考えて、自分が動く　＜どうぶつサプリ＞

【前回のギャラリー】
＜どうぶつサプリ　Vol.19　「顔と顔」＞

※薮内正幸さんについては、薮内正幸美術館のHPをご覧ください。
http://yabuuchi-art.jp/