牧場で、牛に手を伸ばす愛子さま=2002年10月、栃木県の御料牧場(代表撮影/JMPA)
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 12日、天皇、皇后両陛下と長女の愛子さまは那須御用邸(栃木県)で静養に入られた。4月から日本赤十字社で嘱託職員として勤務する愛子さまにとって、就職後初めての夏休み。愛子さまは「また今年もこのようにして家族で那須に来ることが出来たことをとてもうれしく思っております」と笑顔を見せられた。愛子さまの“家族で”という言葉に、天皇ご一家の仲の良さが伝わるが、そんな仲良しご一家にまつわる過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」2023年8月26日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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 天皇、皇后両陛下と長女愛子さまが今月、ご静養のために4年ぶりに栃木県那須町の那須御用邸に入った。天皇ご一家はここ数年、「日常」の様子を撮影した画像や動画、報道陣とのやりとりなどを積極的に発信するようになっている。そこには家族の中で交わされる飾らない会話があり、ふとした瞬間からご一家の「素顔」がうかがえる。

「35、6センチは切りました」

 この夏、長い髪をボブカットにして、ぐっと大人っぽい雰囲気になった愛子さま。夏らしく透明感のあるピアスがよく映える。

 那須御用邸で報道陣の取材を受け、記者から「髪を切りましたね」と聞かれた愛子さまは、さらにこんな感想を加えて、ご一家で顔を見合わせて笑った。

「軽いです。切ったときには、首が座らないって感じになりました。シャンプーも楽で」

 話題は愛子さまの大学生活にも広がった。皇后雅子さまは、

「オンライン授業だったときは、課題が多くて夜中までずっとやっていて大変そうだった」

 と、愛子さまの苦労を振り返りつつも、「いまはすごく楽しそう」と大学生活を楽しむ娘の様子を伝えた。

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