少々荷が重いところも?

 ただ、これだけの実績がある指原でも、『ゼロイチ』という3時間の生番組の司会を単独で務めるというのは、少々荷が重かったのかもしれない。彼女がMCを務めるほとんどの番組では、その脇にメインMCを務める看板役の男性芸人などが控えている。年上の男性タレントの扱いに長けている彼女は、本来はメインMCを支える「サブMC」のポジションが適任なのだろう。

 指原は、バラエティタレントとしては一歩一歩確実にステップアップを続けてきた。AKB48のメンバーとしてテレビに出始めた頃は「ヘタレキャラ」と呼ばれ、アイドルらしからぬ無様な姿をさらけ出す情けないイメージが定着していた。

 徐々に人気が出始めた頃、週刊誌で男性ファンとの交際疑惑を報じられ、福岡のアイドルグループ・HKT48に左遷されてしまった。しかし、その後は開き直って自身のスキャンダルを積極的にネタにするようになり、さらに人気上昇に弾みがついた。

 最近ではアイドルプロデュースや化粧品のプロデュースなども手がけていて、アイドルやバラエティタレントの枠を超えて同性にも支持される存在になりつつある。

暮らしとモノ班 for promotion
新型スマホ「Google Pixel 9」はiPhoneからの乗り換えもあり?実機を使って検証
次のページ
タレントしての特徴とは?