大黒摩季

2015年には子宮を全摘出

 大黒はバラエティーに出るようになったきっかけについて、過去にその理由を語っている。「第11回明石家紅白!」(NHK総合、22年7月30日放送)で本人は、バラエティーに出始めたときは背に腹は代えられない状況だったと明かしていた。近年はライブばかりで露出がなく潜っていた状態で、「いなくなった」と思われていたという。一方、同番組の収録前日にもコンサートがあり、観客に「バラエティーを見て、歌っているところを聴いてみようと思った人」と尋ねたところ、手を挙げた若い人が結構いたという。バラエティー番組への出演で、新たなファンを獲得したようだ。

「ヒット曲も多い大黒さんですが、その人生は順風満帆ではありませんでした。子宮腺筋症などの治療のため2010年に活動休止し、2015年には子宮を全摘出したと発表しました。翌年に活動再開をしましたが、『自分は終わったと思ったこともあるほど苦しい時期があった』とインタビューで振り返っています。しかし、活動再開後は『歌えるだけでもうけもん』という意識があり、今を生きたい、今を歌いたいと素直に思えるようになったそうです。そんな苦しい状況から復活したからこそ、より積極的になり、今の多彩な仕事ぶりにつながっているのでしょう」(同)

 一方、現在でも音楽活動に対するモチベーションは高い。週刊誌の芸能担当記者は言う。

「私生活では、03年に結婚するも19年に離婚しています。活動休止中は主婦業に専念していた時期もあり、朝から家事をして日中に少し自由な時間があって、すぐに夕飯の準備という繰り返しだったと過去に話しています。こういう時期があったからこそ、ボーカリストとしてイチから挑むことができているとも話していました。50代手前で歌の神様が舞い降り、10代の頃の気持ちが戻り、放っておくと歌ばかり作ってしまうそうです。アーティストという軸がしっかりとあるので、バラエティーやドラマでも存在感が高まり、さまざまな仕事が舞い込んでくる好循環となっているのでしょう。女優としてはデビューしたばかりですが、独特の重みや風格があるので、別の作品でも見たい人は多いと思います」

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