8月25日に放送された「ブラックペアン シーズン2」(TBS系)の第7話で、地上波ドラマ初出演を飾ったのは歌手の大黒摩季(54)だ。本作は主演の二宮和也演じる天才医師を中心とした医療ドラマだが、大黒は端役ではなく、院長の座を狙う東城大の副院長という役どころでしっかりと出演している。大黒の登場は視聴者にもインパクトがあったようで、Xのトレンドワードにもランクイン。SNS上では「めっちゃ演技うまい」「演技が自然すぎてベテラン女優さんにしか見えない」など、演技に対しても好評の声が目立っていた。
大黒といえば、シンガー・ソングライターとして90年代に「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「ら・ら・ら」などヒット曲を連発。1992年のデビューから数年は表舞台に姿を現さず、そのミステリアスさから「大黒摩季は実在しない」などの都市伝説もささやかれたほどだ。一方、最近は歌手としてだけでなく、バラエティー番組でも見かけるようになり、ついには今回のドラマ出演と、さまざまなジャンルで活躍するようになった。
「歌手としては2022年にデビュー30周年を迎え、同年から昨年にかけて47都道府県を巡る全国ツアーを行うなど精力的に活動しています。21年にはミュージカルに初出演。23年にはデビュー30年にして、シャンパンブランド『CHAMPAGNE COLLET』のCMでテレビCM初出演を果たし、自ら書き下ろした楽曲が起用されました。さらに、数々のバラエティー番組にも出演するなか、昨年放送された『おしゃべり特区』ではロケに初挑戦しています。親友の藤原紀香と伊豆大島へ行き、釣りの話題から『人生と同じだね。思ったものが釣れない』『この人のためにって歌っているのに、違う男が引っかかる』などと恋愛ネタでもぶっちゃけトークを繰り広げていました。ミステリアスな存在だった90年代からは考えられない話ですが、実は演技からバラエティーまで器用にこなす多才な人だったことがわかります」(テレビ情報誌の編集者)