メイン画像
この記事の写真をすべて見る

きょう27日午後3時現在、非常に強い台風10号は、奄美市の東の海上をゆっくりと北西へ進んでいます。今後も北上を続け、29日の午後は強い勢力で九州へ上陸する見通しです。その後は進路を東寄りに変え、本州を縦断する可能性が高くなっています。東海地方に最も接近するのは、31日(土)となるでしょう。台風から離れていてもすでに大雨となっている所があり、今後も影響が長引くおそれがあります。

週間天気 断続的に激しい雨 災害危険度高まる

画像A

向こう一週間は、雨の降る日が続くでしょう。これまでに降った雨で地盤が緩んでいたり、川の水かさが増している所があります。明日以降も土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。特に30日(金)~31日(土)にかけては、雨・風ともに強まり、荒れた天気となるおそれがあります。その後も、気圧の谷や湿った空気の影響で、9月はじめはぐずついた天気が続くでしょう。

台風10号 警戒はいつまで?

画像B

今夜から31日(土)にかけては広い範囲で大雨のおそれがあり、沿岸部は警報級の大雨の可能性が高くなっています。30日(金)~31日(土)にかけては、強風域(平均風速15メートル以上)や暴風域(平均風速25メートル以上)に入る所もありそうです。暴風域の中では、何かにつかまらないと立っていられなくなったり、看板などが落下・飛散したりするような非常に強い風が吹きます。台風の移動速度によっては、注意・警戒期間が変わる可能性があります。必ず最新の気象情報を確認するようにしましょう。

台風接近前に万全な備えを

画像C

台風の最接近までに、まだ時間があります。特に風が強まる前に、十分に備えておくことが大切です。

雨どいや側溝などを掃除し、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まると、水が流れず道路が冠水する原因となります。

物干し竿や鉢植えなど、飛ばされやすいものはしっかり固定するか、室内へ移動させるなどの対策が必要です。商店などでは看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れないか確認してください。

窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。加えて、暴風による飛散物で窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めておきましょう。ガラスが割れた際も、破片が飛び散るのを防止するため、カーテンを閉めておいてください。

台風の移動速度は、情報の更新がある度に遅くなっている状況です。今後も最新の台風情報にご注意ください。