共和党大会では涙ながらに

 7月の共和党大会は、トランプ氏の暗殺未遂事件の2日後から開かれた。このため、お祭り騒ぎながら、緊張感が漂った。支援者に話を聞くと、「民主党と極左が、トランプ氏を抹殺しようとした」などと信じ込んでいた。事件をサバイブしたトランプ氏が、神格化され、半ばカルト的な雰囲気に包まれていた。

 同時に、大会の演説でもバイデン政権の下、「生活が貧しくなった」「学校が危険になった」「分断が進んだ」などと政策批判を涙ながらにする登壇者が目立った。

 こうした民主党に対する批判や誹謗中傷に包まれた共和党大会と比較して、民主党大会は終始前向きな空気に包まれていた。こうしたメッセージの強さで11月の投開票日に勝利を得られるのかが注目される。

(米シカゴ、ジャーナリスト・津山恵子)

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