キャラクターを描くことから競技そのものにシフトした瞬間、その漫画は、中高生たちに「やってみたい!」と行動させるほどの力を持つのだ。
パリ・オリンピックは11日に幕を下ろしたが、五輪ロスに陥っている人がいたら、「ハイキュー!!」をオススメする。バレーボールそのものへの理解が深まるし、烏野がどの高みにまで到達するのか、見届けて欲しい。
もしも、まだ読んでいない人がいたら、こう言いたい。あの感動が今から味わえるなんて、あなたは幸せです、と。(スポーツジャーナリスト・生島淳)
※AERA 2024年8月26日号