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賃貸住まいの場合は、退去時に原状復帰が原則。「ここに棚があったらいいのに」という願いを叶えるのに、今は便利なグッズがあるのをご存じですか?
それは突っ張り式の柱を立て、その柱に棚などをつけることで、賃貸でも壁に釘を打ったりせずに理想のインテリアを叶えられるというもの。今は「ディアウォール」と「ラブリコ」というふたつのブランドが人気を博しており、どんなものか詳しく解説するとともに、この2ブランドの違いや特徴も合わせてご紹介していきます。
「ディアウォール」「ラブリコ」ってどんなもの?
代表的なアイテムが、突っ張り式の柱を建てるもの。ホームセンターなどで柱となるツーバイフォー材を用意し、天井と床にあたる部分に専用器具をキャップのようにかぶせ、柱を固定します。
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このふたつのブランドの大きな違いは、突っ張り方。
若井産業のブランド「ディアウォール」はこのキャップのような器具の中にバネが入っており、木材にかぶせて立てるだけという誰でも簡単にできる手軽さが魅力。
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平安伸銅工業のブランド「ラブリコ」は、天井側のキャップのような器具の外側にネジ構造のアジャスターがついています。ネジを回すことで柱を固定するという仕組みなので、柱の長さをちょっと間違えたなんてときにも、調整力があります。
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「ディアウォール」はこんなことができる!
柱を受けるキャップのような器具は、白のほかにブラウンや黒など幅広く展開。
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棚受け金具をつけて、棚板をわたすだけでなく、デスクにアレンジしたりも可能。
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有孔ボード用の金具をつけて壁のようにしたりもでき、アイデア次第で自由なレイアウトががかないます。
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柱の板を買いにいくのが難しいという方には、ツーバイフォー材をセットにした出品も。カットして発送してくれるそうなので、心強いですね。
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「ラブリコ」はこんなことができる!
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「ラブリコ」のキャップのような器具(アジャスター)は白とこげ茶のほかに「アイアン」タイプがあるのがポイント。人気のちょっと無骨さをミックスしたインダストリアルインテリアを損なうことがなく、突っ張り棚でも雰囲気のある仕上がりに。
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レールをつけることで、棚受金具などのパーツを自由な位置に取りつけることもできます。
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小さなピンの跡くらいならOK!という方には「ラブリコ」の浮かせる収納シリーズもおすすめ。
こちらは突っ張り柱ではなく、木材に器具をとりつけ、小さな8本のピンで取り付けた壁側の器具とドッキングすることで、壁の一部に木のベースをつくることができます。
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これを応用して、憧れの壁掛けテレビにすることも可能!
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キャットウォークも圧迫感がなくすっきり設置できます。
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いずれのブランドの場合も、重さには注意
いずれのブランドの商品も、壁にねじ止めしているほどしっかりくっついているわけではないので、地震などで外れる可能性もあります。
棚などを設置した場合、上のほうに重いものを置かないようにしましょう。
他にもある!壁を傷つけないつっぱり収納
DIYでできる壁を傷つけない模様替えでは、圧倒的にこのふたつのブランドが有名で人気もあるので、とりつける金具の種類も充実しています。
他のメーカーからも、すでに完成して取りつけるだけのつっぱり棚などが登場しており、自分であれこれ試行錯誤するより、てっとり早く棚や収納を増やしたい!という方は、そちらを選ぶのも良いでしょう。
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