9月に入っても猛暑がまだまだ続くなか、エアコンが効きすぎているオフィスにいると足元が冷えたり、紫外線やベタついた空気で肌が乾燥していたり。美容面でも良いコンディションを保つのが難しい季節です。
こちらの記事では肩こりや腰痛、筋肉痛などでつらい体にアプローチするマッサージ器具などを紹介しましたが、今回は美容に関するマッサージ器具をご紹介。
まずは筆者が実際に愛用しているものをお見せします。使いすぎて薄汚くなっているので、お見苦しくて申し訳ありません!!
40代、いや30代以上は使って損ナシ!ヘッドマッサージャー
美容院で受けるヘッドマッサージは格別な気持ちよさですが、髪を切ったりカラーのついでにお願いしたとして、多くて月に1回程度ではないでしょうか。毎日のお風呂で簡単に使えるのが、ヘッドマッサージャーです。
どのタイプもおおむね構造は一緒で、シリコンのブラシや突起が円を描くように回転することで、頭皮をマッサージしてくれるというもの。シリコンブラシの硬さや数、動きがメーカーによって違います。
今年50歳になった筆者ですが、30代からパナソニックのヘッドマッサージャー「頭皮エステ」シリーズを愛用。ずっと同じものを使っているわけではなくて、現在4代目です。
使っているのはブラシが左右にスライドし、広い面積でぐいっと動かすスライドブラシつきのタイプです。うっ、15,000円で買ったのに半額になってる。新型も出ています。
密着もみだしブラシで、指で頭皮をつかみ洗いするように動かし、スライドブラシでさらに頭皮をぐいっと引き寄せることができます。
ヘッドマッサージャーがなぜそんなにオススメかというと、ひとつは固く張った頭皮をやわらかくすることで、スッキリ感が半端ない。そして頭皮から顔にむかって皮膚がたるむのを軽減できている気がします(個人の体感です)。
また加齢にともない、髪が細くなったりコシがなくなったり、うねったりという悩みが出てくるもの。これは頭皮の元気がなくなることで、丸いはずの毛穴が楕円状などになり、生えてくる毛のうねりにつながると筆者は勝手に推論しているのですが、マッサージャーを使って毛穴を整えてあげることで、これも遅らせられている気がします!(個人の体感です)。
それに関連して、ヘッドマッサージャーを使った日と、使わなかった日は、洗髪後の髪の立ち上がりが全く違います。分け目からペタンとしがちなところ、ふんわり立ち上がる!
これはヘッドマッサージャーを薦めて、実際に使用した友人全員がそう言っているので、髪の根元のクセをマッサージでリセットできてるのでは?と思っています。
パナソニックの頭皮エステシリーズ、どれを選ぶ?
上記でご紹介したように、筆者は2種類のブラシがついているものを選びました。グイッと引き上げるのはなかなかの力なので、マメにケアできるかたにはオススメ。筆者は気持ちいいのはわかっていても、面倒になってしまって、実はほぼ、密着もみだしブラシのほうしか使っていません。使ってみたかったので良いのですが、面倒くさがりにはブラシ1種タイプでよかったなという結論です。
過去に使った4台の中で、一番好きだったう商品はこちらです。
筆者は強めのマッサージが好きで、この「かっさブラシ」が秀逸!固めのシリコンで、頭皮のコリ取るわよ~!という感じ(あくまでも感じ、です)があり、スッキリ感も格別です。一方、頭皮があまり刺激に慣れていない筆者の姉は「かっさブラシじゃ痛くてムリ」ということで「ノーマルブラシ」を使っていたので、ご自身の頭皮の状態に合わせて選ぶのが良いでしょう。
ブラシの動きよりEMSのピリッという刺激が心地よい
こちらはMYTREXのヘッドマッサージャー。パナソニックなどのブラシがうねうね動くタイプとの違いは、ブラシの先からEMSの電気刺激がピリッとあること。これは電動ブラシ一辺倒で来た人間には、なかなか新鮮な刺激で「揉まれた」というより「活性化された」という感覚が強いです。筆者は「揉まれ感」が好きなので、2台目として時々使うくらいがちょうどいいですが、グイグイ揉まれるのが苦手な方には、オススメできます。
髪が濡れていない状態でも手軽に頭皮マッサージ
これまでご紹介したヘッドマッサージャーは、基本はシャンプー後など髪が濡れた状態で使用するもの。洗髪時じゃなくても、もっと気軽にヘッドマッサージしたいんよ!という時のために今年購入したのがこちらです。
これは揉むような動きではなく、超高速振動して、硬い頭皮を動かすというもの。首や肩のアプローチにも使えるので、デスク近くに置いておいて、眠いときにも便利です(笑)。
あまりにも手軽で気に入ったので、ヘッドマッサージャーの「かっさブラシ」が痛い痛いと言っていた姉の誕生日にもプレゼントしたのですが、これはかなりお気に召したようでした。
手でゴリゴリすっきり!スカルプブラシ
電気を使わずに、手で持ってゴリゴリ頭皮をマッサージできるのがukaのスカルプブラシです。色によって硬さが違い、このブラックの「ケンザン」は一番固めで一番人気のタイプ。数年前に爆発的ヒットして以来、類似商品や偽物も多く出回っている商品ですが、多くの方がハマるのもわかる気持ちよさです。
少し高くつきますが、2個購入して両手にはめて一気に両側から攻めるのが時短にもなり、オススメ。手が疲れるのは嫌~という方は、やはり前述の電動タイプを選びましょう。
気になる高価格帯リフトアップブラシ
数年前に話題となった「デンキバリブラシ」。特殊構造でブラシの先から低周波刺激を与え、頭皮や顔のたるみが引きあがると、ヘアメイクさんやモデル、俳優さんなどの愛用アイテムとして火がつきました。
筆者は所有していないのですが、取材で一度使ったことがあります。まず半顔だけ頭皮や首までデンキバリブラシを使ったところ、首が傾きました。片方だけ緊張がほどけたようで、これにはビックリ。
商品としては何の問題もないのですが、問題があるのはプライスです。20万円近くするので、簡単に「お試し~♪」といって買える価格ではありません。
でもコロナ禍のおうち時間にセルフケアに目覚めた人たちに爆売れし、今も人気のある商品です。
それを受けて、ヤーマンから登場した高価格帯の電気ブラシがこちらです。
表情筋を表層と深層の両方から刺激し、リフトケアするというもので、デンキバリブラシよりは安い!という点と、これでも効果ありというクチコミも多く、好評な商品です。
その後、EMSを得意とするMYTREXも比較的高価格帯の電気ブラシをリリースしました。皮膚と表情筋の両方にアプローチするというのがウリで、こちらも高評価。
7万円弱と決して安くないのですが、これまで出てきた商品と比べると安く感じてしまうから不思議なものです。
その他にも気になる美容系マッサージアイテムたくさん!
これらよりさらに低価格帯の、5万円を切るくらいの電気ブラシも続々と登場しています。先日はドライヤーやヘアアイロンでお馴染みのサロニアからも、EMSを使用した2万円台の電気ブラシが登場。ここまで幅が広いとどれを買っていいのか悩むところですが、ムリのないものから習慣化できるか試してみてはいかがでしょうか。