独身時代の小雪(写真:Splash/AFLO、2008年)

私生活でもあまり怒らない

 心境の変化も見逃せない。女性誌のインタビューでは、昔は女優や妻、母としてあるべき姿にとらわれていた時期があったが、自然に触れ、夜はスマホを見ない時間をつくる中で「幸せの価値観は自分で決めればいい」と思えたと明かしている(「美的GRAND」2021秋号)。自然の恵みを享受する生活の中で、生き方も働き方も自由でいいと思えるようになったという。

「3月に放送されたバラエティー番組に夫の松山が出演した際は、小雪について『あまり怒らないんです』と話していたこともあります。慌てず騒がない姿にも威厳というのは表れるもの。さらに小雪の場合、田舎でしっかりとたくましく生活を送っていることや、不自然に若作りをしないビジュアルも相まって、演じる役にも同世代女優にはない風格が出てきているのだと思います。まさに、『ブギウギ』の役どころはそうした一面が発揮され、ハマり役となる可能性は高いでしょう」(同)

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?
次のページ
かつては取っつきにくい印象も