「涙の女王」で韓国のゴールデングローブ賞と言われる「百想芸術大賞」の人気賞を受賞。俳優としてまた一つ輝かしいキャリアを重ねた (c)GOLDMEDALIST
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 今年上半期、世界的な大ヒットを記録した韓国ドラマ「涙の女王」で主演を務めたキム・スヒョンが、先月22・23日、神奈川・横浜でファンミーティングを開催した。23日の模様をレポートする。AERA 2024年7月29日号より。

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 開演1時間前、会場の外には、すでに多くのファンが集まっていた。中には海外から来たとみられるファンの姿も。今や韓国エンタメ系のイベントではおなじみの光景となった“ファン同士のプレゼント交換会”もそこかしこで行われていた。気づくと、会場は4階席までびっしりと埋まっていた。大阪から来たという50代女性は、「『涙の女王』を観て、他の俳優から乗り換えた。今日が初めての生スヒョンです」と言って頬を赤らめた。

 16時、イベントがスタート。巨大なスクリーンにこれまで演じてきたキャラクターの紹介映像が映された。日本で認知度をあげるきっかけとなった「太陽を抱く月」(2012年)、「星から来たあなた」(13年)の映像が流れると、拍手が湧き起こった。最も大きな歓声と拍手が響いたのはやはり、最新作「涙の女王」だ。観客たちの気持ちが高まったところで、キム・スヒョンが登場。「涙の女王」の挿入歌「Love You With All My Heart」で、早速「涙の女王」の世界に誘った。

 イベントはトーク、ゲーム、ライブの3部構成。トークセクションでは自身が写る写真を見ながらトーク。2年前に渋谷で撮った写真の話から、今回の来日話になると「日本に来るとドン・キホーテに必ず寄ります。今回もピカソ赤坂店でアイマスクや黒い綿棒を買いました。今、セール中ですよ」と話し、笑いを誘った。「涙の女王」の名場面を振り返る時間には、キム・スヒョン演じるヒョヌが天井に小さな星のシールを見つけて号泣するシーンを紹介。「泣きの天才」と呼ばれるキム・スヒョンの真骨頂が見られるシーンだ。「最初にこのシーンの台本を読んだ時、いい演技がしたいと欲が出ました。どんな風に表現したらいいのか随分悩みましたね」と撮影当時を振り返った。

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