皇太子妃だった雅子さまは、銀糸やスパンコールで彩られた花柄のレースが美しいドレスをお召しで、頭上には皇太子妃の「第2ティアラ」と呼ばれる宝冠が輝く。
皇后だった上皇后美智子さまは、紺と白の上品な装い。美智子さまは、頸椎症性神経根症の痛みが増すことがあり、13年からは医師の判断で、ときおりティアラの着用を見送ることがあった。
黒田清子さんは淡い訪問着に菊の刺繍が施された、しっとりとした装い。
佳子さまは、青地に銀糸で洋花の刺繍が華やかなドレス。成年に合わせて宝飾品大手のミキモトが作製したティアラを着用していた。ネックレスやブレスレット、イヤリングなど5点で計2793万円の宝飾品だ。
2017年には、国賓として来日したスペインのフェリペ6世国王夫妻を歓迎する宮中晩餐が開催された。秋篠宮家の長女、小室眞子さんと佳子さまは、ともにブルー系のドレスを着用した。
淡いブルーに銀糸の刺繍が豪華なドレスに身を包んだ眞子さん。その頭上に輝くのは、デパート「和光」が作製したティアラだ。5点の宝飾品で2856万円の予算がついた。
ティアラは着用する?しない?
2019年、令和皇室にとって初の国賓となったのが、米国のトランプ大統領とメラニア夫人だ。
国賓を招いた晩餐会でもドレスコードが違うときもある。正礼装ではあるが、男性はすこしリラックスしたタキシード(ブラックタイ)だった。前出の元式部職を経験した人物は、こう話す。
「男性がブラックタイの時には、女性皇族もティアラは着用なさらずドレスで臨まれます」
勲章もティアラも見た目こそ華やだが重量があるため、着用する皇族方は実は大変なのだという。
皇后として晩餐会に臨んだ雅子さまは、白いロングドレスにレースのジャケットを羽織り、華やかな首飾りを着けている。メラニア夫人の淡いロングドレスと品良く調和していた。