芸風を変えた?

謹慎前よりも面白さが倍増

「復帰後は、あえて騒動をイジってもらい、それを自虐するというスタイルに芸風も変化させています。1月に配信された、ABEMA『チャンスの時間』では高級腕時計をつけて食レポを行うという企画に出演。食レポがスタートすると、渡部は『僕の大好きな食レポを頑張ります!』とわざと高級時計を装着した左腕でガッツポーズ。その後も、『僕のパテック・フィリップのカラトラバが300万円なので』と、自身の高級腕時計と比べてお弁当の安さをアピールしたり、利き手と違う左手で箸を持ち、時計を見せつけながら食レポを行ったりして、笑いを誘っていました。視聴者コメントには『謹慎前よりも面白さが倍増してる』など評価する声もありました。騒動をへて、あえて“いやみな言動”が一周回って面白くなるという独特の笑いも確立しつつあり、芸人としての仕事も増えるかもしれません」(テレビ情報誌の編集者)

 もともと、食に関する豊富な知識やプレゼン力は高い渡部だが、騒動前よりも今のほうが芸人的な立ち振る舞いはうまくなっているように見える。

 また芸風だけでなく、私生活にも変化が起きているようだ。「Yahoo!ニュースオリジナル」(23年2月21日配信)では、騒動前は仕事ばかりしていたが、現在は、土日は休んで家族と過ごしているとを明かしていた。活動自粛してからは妻の佐々木が働き、ワンオペ育児も経験。騒動前のペースで働いていたら、子どもの成長に寄り添えなかったので、息子と毎日2人きりでいられた時間は自身にとってありがたいものになったと告白していた。また、この数年間で「感謝の気持ち」を学び、迷惑をかけた相手にはとにかく一生謝ろう、手を差し伸べてくれた人のために尽くそうという目標ができたとも語っていた。騒動をへて私生活が充実したことで、思考も前向きになったのかもしれない。

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