ゴルフ量販店の「ゴルフ5」と所属契約並びにマネジメント契約を結ぶと、家具の企画・販売の大手「ニトリ」、自動車の販売などを行う「太陽自動車」などと契約し、報道では全スポンサーの合計契約料は3億円を超えるのだそうだ。
現在の国内女子ツアーの規約では満13歳からツアーに参戦できる。つまり2011年8月6日生まれの須藤は、今年8月6日以降ならツアーへ出場可能。須藤は昨年冬に今年8月のツアーデビューを宣言しており、まずは予選突破なるかが注目される。
では、須藤が8月6日以降にツアー競技に出場し予選通過した場合、予選突破のアマチュア最年少記録となるのだろうか? 答えはNo。過去のツアー記録を振り返ると、須藤を上回る若さでレギュラートーナメントのカットラインを通過したアマチュアが存在している。
現在の予選通過最年少記録を持つのは、2011年の大王製紙エリエールレディスでプレーした当時中学1年の松原由美。この時の松原は12歳270日で、しかもこれがツアー初参戦だった。
この松原は、この記録だけでなく10歳4カ月という日本女子アマ最年少出場記録も持っており、中学3年で出場した全米女子アマでは自己ベストの64を叩き出すなど将来を嘱望され、2017年にプロテストに合格。しかしプロ転向後は目立った活躍ができておらず、ここまでの生涯獲得賞金は97万円で、今シーズンのQTランキングは211位となっている。
松原の記録更新前まで予選通過最年少記録を保持していたのは、「元祖天才少女」の金田久美子だ。金田は2002年のリゾートトラストレディスを12歳298日で予選突破。またこの前年のゴルフ5レディスは11歳347日で参戦しており、これはアマチュアの最年少出場記録として今も残っている。
そんな金田は、8歳で世界ジュニア選手権(10歳以下の部)を制してタイガー・ウッズの記録に並んだほか、その他数々のアマチュアタイトルを獲得した。