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 2024年1月からスタートした新NISA(少額投資非課税制度)を、プロは実際にどのように活用しているのだろうか。約20年前から株式投資を始めて、現在数百の株を持つ人気ブロガー・優待主婦まる子さんに、年間240万円の「成長投資枠」を使った株式投資のコツを聞いた。

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  新NISAの「成長投資枠」の年間投資枠は240万円で、1200万円まで非課税保有限度額が設けられていて、「つみたて投資枠」の対象の投資信託も可能、対象外の投資信託、国内外の個別株式、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)にも投資ができる。まる子さんも成長投資枠を使い日本の個別株に投資をしているという。

 「旧NISA(一般NISA)でも個別株に投資をしていたので、その株をいったん売却して、新NISAで再度、株を購入するための資金に充てています。現在、成長投資枠では、不動産業のヒューリック(3003)、JT(2914)、NTT(9432)、ヤマハ発動機(7272)の株を保有しています。基本は10万円台で購入できる銘柄を中心に選んでいます。配当金や売却益が非課税になる新NISAのメリットを最大限生かすためには、株式投資は有効だと思います。一つの銘柄で年間240万円の枠を使い切るのではなく、分散投資が基本です。短期間で売り買いをするよりも、高配当の銘柄や株主優待がもらえる銘柄を選び、長期で保有する投資スタイルが新NISAには合っています」

 今年に入ってから日経平均株価は3万円を超え続け、一時4万円台にもなった。これから日本の個別株に投資すると、相場の高いところで買ってしまい、その後、値下がりしている状態の“高値づかみ”になるのではないかと危惧する人も多いだろう。

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