「日経平均株価は、半導体などハイテクを株中心に225銘柄で構成されているので、好業績の企業の株価に牽引される形で日経平均株価が値上がりし続けています。その一方で、日経225以外の銘柄で、今はまだ株価は低くても今後、期待が持てるお宝銘柄はたくさんあります」

  特に、新型コロナの間は“地獄の3年間”とも言われていたように、サービス業などを中心に売り上げが低迷してリストラなどを余儀なくされた企業も多かった。その間、体制を立て直し、新型コロナが5類に移行してから、外国人観光客によるインバウンド需要や消費が戻ってきた業界も多い。

 「4月下旬からは3月決算の企業の決算発表が続きましたが、外食産業やデパートの小売業など内需関連では業績が回復しています。配当金も無配あるいは減配していたけれども、好業績を受けて今期は増配に転じている企業があります。内需関連の銘柄は、まだ株価が伴っていないので、比較的少ない金額で購入できます」

 証券会社のホームページや、投資やマネーの総合情報サイトでは、「10万円台で購入できる」「高配当」などのキーワードを入れて検索できる。ここで自分の見合った銘柄を探していこう。

 「例えば、LIXIL(5938)は過去2年ぐらいのチャートを見ますと(6月7日終値の)株価は1株あたり1700円なので低いと感じるでしょうが、私は今が『底値』だと思っています。国内外で住宅建設の需要は高まっているので、水回りや玄関ドアなど設備の需要は途切れないでしょう。株価は上がる余地はあると思っていますし、配当利回りも高い。こうして株価が低い理由を分析しながら、自分で納得したうえで買うことです。あくまでも投資は自己責任で行いましょう」

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