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 6月6日は「梅の日」。その由来は、天分14年4月17日、京都・賀茂神社の例祭で奈良天皇が祭神をまつる神事がおこなわれた際に、梅が献上されたという故事からだといわれている。天文14年4月17日は現在の暦で6月6日にあたる。この時期は、実った梅の収穫期であり、スーパーマーケットなどの店頭には青梅が並ぶ季節だ。そんな梅の日に梅干しの過去の人気記事を振り返る。(「AERA dot.」2023年6月4日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

【写真】ジップ付き袋に入った梅はこちら!

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 梅干しづくりに挑戦する人は、コロナ禍で外出がままならない3年の間に増えたのではないかと思う。その証拠に、2022年に配信した記事『10分でおいしい梅干しが自分で作れる! はじめてでも簡単な「白干し梅」レシピ』はよく読まれた。 梅干し作りができる時期は年1回、生の梅干し用の梅が出回る6月上旬~下旬だけ。あらためて『はじめてでもおいしくできる 梅干し・梅レシピの基本』(朝日新聞出版)から、梅干し研究家・小川睦子さんに、所要時間10分、とにかく簡単な梅干しの漬け方を教わりたい。

 梅干しづくりはやってみたけど、ちょっと面倒。そんな人に試してほしいのが、省略しても大丈夫な工程はとことん省いた、手間なし梅干しのレシピです。「初めてでも、忙しくても大丈夫」と小川さん。思い立ったらすぐに作れて、失敗もありません。

漬けこむのは6月、食べごろは10月

 青梅でも完熟でも、熟しすぎたものでもいいので、6月に梅を手に入れたら、塩で漬けるだけ。作業はたった10分程度です。 食べごろになるのは10月ころ。それまでは、常温の室内に置いておきます。

 茶色っぽく柔らかそうな見た目になれば、2~3カ月目から食べることができますが、塩辛く感じる時はさらに置いておきましょう。時間がおいしくしてくれます。半年くらい経つと、さらにおいしくなります。

■【材料】

梅1キロと塩180グラム
梅1キロと塩180グラム
  • 梅1kg
  • 塩180g(梅の重量の18%)
  • ジップ付き袋(大サイズ)を2枚
ジップ付き袋(大サイズ)
ジップ付き袋(大サイズ)

*梅の分量に合わせて塩を用意。例えば梅500gでは塩90g、梅300gでは塩54g、梅200gでは塩 36g(これらの分量の場合は、中サイズのジップ付き袋2枚)

*しょっぱい味が苦手な方は、16%(梅1キログラムに対し塩160g)くらいまで減らしても大丈夫です。

*1kg 以上を漬ける場合は、袋を2つ以上に分けて作るとよいです。

【作り方】

(1)梅を用意します。

 スーパーなどで販売されているものは通常1袋が1kgです。梅干し用と表示されているものをお求めください。地域やその年にもよりますが、6月上旬頃から下旬頃に梅干し用の梅がスーパーや八百屋さんなどに並ぶようになります。

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キズが少ない梅を選ぶのがポイント