骨折→放送中止で株を上げた

 175cmの長身と抜群のプロポーションの持ち主だが、意外にもボディーメークに対してはあまりストイックではないようだ。「モデルプレス」(4月5日配信)では、美バストキープのためにやっていることについて「盛っているだけです。本当になにもしてなくて!」と返答。スタイル維持に関しても、ダイエットせず「少しだけ食事制限するぐらい」と明かしていた。筋トレに励み、体を鍛えているギャルタレントに比べて、ある意味、身近な感じがするのも人気のポイントだろう。

 一方、業界関係者はゆうちゃみ人気についてこう分析する。

「彼女は現場で若いADなんかにもきちんとあいさつするんです。今のように売れてからも態度は謙虚で、現場ウケはかなり良いですね。仕事に対してもかなり真面目で、頑張り過ぎるあまり日テレの『サバイバル水鉄砲!一撃』のロケ中に骨折し、番組が放送中止するという騒動もありました。ただ、結果的にこの一件がきっかけで業界関係者の間で評価が上がった印象です」(民放バラエティー制作スタッフ)

 視聴者だけでなく業界関係者からの支持も厚いゆうちゃみだが、将来性も抜群のようだ。

「8月に放送された『千鳥のクセがスゴいネタGP』で、土佐兄弟と“日常あるある”のコントに挑戦したのですが、その演技にアンジャッシュの児嶋一哉も『ゆうちゃみメチャクチャうまい。30代、40代で“大奥”とかに出てそう』と称賛していました。そうしたところを見ると、バラエティー番組以外でも活躍できそうな予感がありますね。しゃべり方は今はかなりギャルですが、聡明(そうめい)で品の良さも感じますし、カリスマ的な近寄りがたさもないので、ギャルを卒業したとしても、芸能界でうまく生き残っていくのではないでしょうか」(同)

 芸能評論家の三杉武氏は、ゆうちゃみについてこう分析する。

「売れっ子芸人や大物MCからも高い評価を受けていることでも分かるように、トーク力や対応力、空気を読む力など、テレビタレントとして求められるスキルに相当たけています。頭の回転も速そうですし、バラエティー番組などではむやみに出しゃばらず、引くところは引くさじ加減の良さも感じられます。過去に、デビュー当時はモデルの世界の常識を知らず、先輩モデルから説教を受けたり、かなりしごかれたりしたことを告白しています。実際、モデルの世界はかなりの縦社会ですし、撮影現場などでは集団行動も多いので、天性の才能はもとより、そうした厳しい環境でもまれる中で前述のようなスキルも磨かれていったのではないでしょうか」

 ギャルタレントとして、次世代のトップに上り詰めそうなゆうちゃみ。本当に“女優デビュー”する日も近いかもしれない。

(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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