「cisさんとテスタさんの対談・撮影をさせてください(タダで)」というAERA担当編集の無茶なお願いを快諾。さらに涙モノの演出までしてくれた東京証券取引所さん、本当にありがとうございました!(撮影/朝日新聞出版写真映像部・上田泰世)

テスタ)cisさんと僕がはじめて出会ったときは、まだデイ(トレード)やスキャ(ルピング)ばかりしていたと思いますが。cisさんから見て、僕はどういう印象でしたか?

(cis)印象って?

(テスタ)僕の中ではcisさんやますぷろさん、降臨さん、三空さんが第1世代なわけですよ。むらやんさん、武者修行中さん、けむ。さん、僕なんかが第2世代っていうイメージなんですけど。

(cis)テスタの印象か。なんとなくだけど、ファンダ(※)と需給(買い〈需要〉と売り〈供給〉の量で売買判断)のハイブリッドタイプなのかな、と。

cisさんは需給派

(テスタ)cisさん自身はどうなんですか? 需給だけで売買してますか、ファンダも見ますか?

(cis)ほぼ需給だけ。ファンダの情報は倒産リスクとか、公募増資リスクとか、そういうリスク管理に使ってる感じです。あ、リスクとリターンの見積もり用に「同じ業種の銘柄がどのくらいの時価総額なのか」は見たりしますね。「これから業績が伸びそうかどうか」は、あまり気にしない。

(テスタ)それは、cisさんが相場の需給を読んでトレードするのが得意だから、需給メインにしてるんですか? それともcisさんの能力と関係なく「投資で一番効率的なのはファンダより需給だ」と思ってるからですか?

(cis)一番効率的かどうかはわからないけど。需給で判断すれば「今買われてる株は現時点で確実に買われているわけだから、自分も買う。ダメそうなら、売る」ってことができるよね。何度も買ったり売ったりを繰り返せるじゃない。

(テスタ)はい。

(cis)でもファンダは……「これから伸びる」「来期の業績がいい」なんて、数年がかりの話だから何度もやり直せない。しかも判断をミスると足踏みになっちゃうでしょ。やっぱり何回も何回も売買して利益を出せたほうがいいと思って、需給のほうに特化したんだけど。

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cisさんが株で勝ち続けた理由は