人生の節目に、清らかな白のロングドレスで伊勢神宮に参拝した愛子さま
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これから女性皇族はどうなるのか――。皇族数の確保に関する与野党の協議が始まり、結婚後の女性皇族の身分について国民の関心が集まっている。議論の材料の一つとして、最近の女性皇族の活動について改めて紹介したい。今回は愛子さまについて(この記事は3月31日に配信した内容の再掲載です。年齢や肩書などは配信時のままです)。

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4月から、社会人として新しい生活をスタートさせる愛子さま。この人生の節目に、皇祖神を祀る伊勢神宮へ報告のため参拝した。参拝服である白いロングドレスに身を包み穏やかにほほ笑む姿は、印象深いものだった。この訪問では、成年皇族として愛子さまのご成長と気遣いが伝わる現場がいくつもあった。

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 その場にいた人たちは、愛子さまの「アドリブ」に驚いたーー。

 伊勢神宮参拝の翌日の3月27日。愛子さまを乗せた車は、三重県明和町にある「斎宮歴史博物館」に到着した。

 歓迎の旗をふる地元の子どもたち。愛子さまは、隣の男性に顔を向け何か話しかけた。うなづいた男性に、もういちど確認するよう目くばせをすると愛子さまはすっと歩き出し道路を渡った。迷うことなく子どもたちが待つ場所へ向かい、ほほ笑みながら話しかけた。子どもたちは、愛子さまが近づいてきてくれたことに驚きながらもうれしそうに顔をほころばせた。

「卒業したよね?大学」

 と無邪気な声も飛び出し、愛子さまのニュースへの関心の高さを伺わせた。

 現場にいた関係者は驚きを隠さない。もともと愛子さまは、出迎えた博物館の館長らにあいさつをしてすぐに建物に入る予定だったからだ。

「子どもたちとお話になる予定は、ありませんでしたから、現場でカメラを回していた報道陣らも大慌てで愛子さまの姿を追いかけました」

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