北海道の上空には、明日8日にかけて強い寒気が入るでしょう。このため道北やオホーツク海側では、峠や山間部を中心にしだいに雨が雪に変わり、あす8日にかけて平地でも積雪状態となる恐れがあります。積雪や路面凍結による交通障害には十分な注意が必要です。
道北やオホーツク海側は平地でも積雪の恐れ
今日7日夜から明日8日にかけて、北海道の上空1500メートル付近には平年より5℃以上低い、4月中旬並みとなる強い寒気が流れ込むでしょう。また地上付近にも、オホーツク海から冷たい北風が流れ込む見込みです。
このため現在降っている雨が、気温の下がる夜にかけて標高の高い峠付近や山間部を中心にしだいに雪に変わり、あす朝にかけては積雪状態となる恐れがあります。内陸の平地でも路面がシャーベット状態となる所があるでしょう。
明後日9日朝にかけて冷え込みが続く
雪は主に8日昼頃までで、午後はやむ所が多くなるでしょう。しかし上空には寒気が残り冷え込みは続きます。
明日8日朝は道北やオホーツク海側では2℃前後の冷え込みとなり、特に天気が回復してくる8日夜からはさらに冷え込みが強まります。旭川など内陸では明後日9日の朝はマイナス2℃まで下がるでしょう。
路面凍結には十分な注意を
朝晩を中心に平地でも路面凍結の恐れがあります。
トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
また、交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。
路面上から雪や氷が消えてしばらく日にちが経っています。車で通行する際は、あらためて慎重な運転を心がけましょう。もちろん、自転車や歩行者も注意が必要です。