


前回に引き続きコダワリがテーマのコラム。ご紹介する商品は「鍋」です。さて誰が何をこだわっているのか。
金物の産地、新潟県燕市で作られた「肴七味(ななみ)ステンレス製 卓上鍋」。実は、以前このコラムでもご紹介した、毎年日本百貨店の周年記念に料理を作りに来てくださる大事な先輩「料理のおじさん」がプロデュースした傑作です。
産地、素材、とこだわるポイントはたくさんあるのですが、料理のおじさんが最もこだわったのは、そう、「実際に料理をするときにどれだけ便利か」。様々なサイズの鍋を試作し、大きさや深さ、火の回りの速さなどを徹底的に検証したそうです。おじさんの“ワガママ”を通した“コダワリ”の逸品です。
この鍋が台所に一つあれば、ちょっとお湯を沸かすところから、ゆでたり、蒸したり、煮たりと、手の込んだ料理までできてしまいます。朝はお味噌汁に使い、昼はラーメン、夜は野菜をゆでたりシュウマイを蒸したり……。すべてこの鍋一つで出来ちゃいます。
そしてステンレス製だから、火の回りがとにかく速くて軽量。実際に料理をすると、この火の回りの速さがとても便利で、何でもスピーディーに仕上がるとのことです。軽量だから洗うのも楽。フタは裏返すと本体にピッタリはまるので、収納スペースもとりません。
これだけのコダワリを詰め込みながらも、値段は5,400円(税込み)に抑えました。使えば分かるこの便利さを、みなさんに実感してもらえたらと思います。
料理のおじさんのコダワリを形にするため、燕市の職人も、何度も何度もやり直してくれたとか。「このオッサンを満足させてやる!」という思いで作っていたのかもしれませんね。
たくさんの人のコダワリが見え隠れする日本のモノヅクリを、これからもしっかり見つめて、少しでも力になっていきたいと思っています。