明日3日(金:憲法記念日)から6日(月:振替休日)にかけて、関東は晴れて気温上昇。内陸部を中心に最高気温が30℃以上の真夏日の所も。屋外のレジャーは、こまめな休憩や水分補給で、熱中症対策を万全に。熱中症の症状がみられたら、すぐに応急処置を行うことが大切です。
ゴールデンウィーク後半は晴天が続く
関東は、高気圧に覆われるため、明日3日(金:憲法記念日)から5日(日:こどもの日)にかけて、広い範囲で晴れる見込みです。屋外のレジャーやイベントなども楽しめるでしょう。朝から日差しが強いので、帽子などで、しっかりと紫外線対策をなさってください。地面からの照り返しもあるので、うっかり日焼けをしないように、ご注意ください。
6日(月:振替休日)は、高気圧の中心が関東から離れ、湿った空気が流れ込むため、雲が広がりやすくなるでしょう。ただ、日中は晴れ間が出る見込みです。
7日(火)以降は、曇りや雨の日が多いでしょう。
4日と5日が暑さのピーク 真夏日も
そして、ゴールデンウィーク後半は、万全な暑さ対策が必要です。
3日(金:憲法記念日)の朝は、少しヒンヤリしますが、日中は気温が上昇。予想最高気温は、東京都心や横浜市、千葉市は23℃と、南部は過ごしやすい陽気でしょう。昼間は長袖1枚でちょうど良さそうです。一方、前橋市や熊谷市は26℃、宇都宮市や水戸市は25℃など、北部や内陸部は夏日(最高気温が25℃以上)の所が多く、昼間は半袖で過ごせそうです。朝晩と昼間の気温差が大きくなりますので、調節しやすい服装でお過ごしください。
4日(土:みどりの日)から5日(日:こどもの日)にかけては、さらに気温が上がり、暑さのピークとなりそうです。
予想最高気温は、前橋市や熊谷市など、北部や内陸部は30℃と、真夏日(最高気温が30℃以上)の所があるでしょう。東京都心など平野部も、27℃~28℃くらいの見込みです。各地で6月下旬~7月上旬並みの暑さが続くでしょう。屋外で長い時間過ごす場合は、こまめに休憩や水分をとるなど、万全な熱中症対策が必要です。
6日(月:振替休日)は、予想最高気温は25℃~27℃くらいの所が多いでしょう。湿度が高いため、蒸し暑く感じられるかもしれません。体の中に熱がこもらないように、通気性の良い素材の服装が良さそうです。
あると便利 熱中症対策グッズ
ゴールデンウィーク後半は、屋外のレジャーを予定されている方も多いかと思います。暑い中、屋外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると便利です。
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作ることができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
熱中症 応急処置のポイント
まだ、体が暑さに慣れていない時期は、急な暑さで熱中症の危険度が高まります。万が一、頭痛やめまい、立ちくらみ、筋肉痛や手足のけいれんなど、熱中症かなと思う症状がみられたら、まず、声をかけて、意識があることを確認します。意識がない場合は、すぐに救急車を呼んで、医療機関を受診してください。意識がある場合は、すぐに次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰に移動して、安静にしてください。
次に、衣服を緩めて体から熱を逃がし、体を冷やしましょう。冷やした水のペットボトル、氷枕や保冷剤などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。保冷剤などがない場合は、皮膚に水をかけたり、うちわや扇風機で風をあてたりして、できるだけ早く体温を下げることが大切です。
そして、水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに医療機関を受診してください。