40歳になったベッキー

 これは復活の狼煙なのか。現在、テレビ東京系で放送中の連続ドラマ「君が獣になる前に」で金髪の殺し屋役を怪演しているのは、タレントのベッキー(40)。実際に髪を金色に染め上げ、普段のベッキーからはイメージできない冷酷な役を演じ、原作マンガのキャラにそっくりだとSNSでも好評のようだ。

【写真】不倫の「釈明会見」で大炎上したときのベッキー

 インスタグラムに投稿した自身の金髪姿には2万以上の「いいね!」がついているが、本人は「黒髪に戻すのも勿体無いなぁ。何か、金髪ならではのお仕事ないですか?」とコメント。今後は“金髪ベッキー”として歩み出すのか。

「どうしてもバラエティーのイメージが強いですが、もともとベッキーさんの演技力には定評があり、今までもいろんな役を演じています。特にここ数年は、映画やドラマで存在感のある役をきっちり演じ切り、作品で爪痕を残す女優として業界内では評価も高い。彼女は根が真面目なので、もともと役作りをしっかりやるタイプでしたが、今回の金髪姿には新機軸を感じさせますよね。もちろんまだアンチもいて、『金髪が似合ってない』『こんなドラマ誰が見るの?』などと否定的な意見もあります。しかし“ゲス不倫”から約8年がたち、ベッキーさんも結婚して今や2児の母。もうそろそろ禊は終わったと思っている人も多いのではないでしょうか」(民放ドラマ制作スタッフ)

 若くしてバラエティー界で大ブレークし、「みんなのベッキーだよ」と笑顔を振りまいていた頃の好感度が高すぎただけに、その振り幅から「生理的に受け付けない」という人が今も一定数いるのは事実だ。

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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