ビヨンセが、ニュー・アルバム『カウボーイ・カーター』をリリースしてから1日も経たずに様々な記録を塗り替えている。
現地時間2024年3月29日、Spotifyが発表したところによると、今作は2024年に1日で最もストリーミングされたアルバムとなった。今年カントリー・アルバムがこの記録を達成したのはこれが初めてで、アルバム・リリース前には先行シングル「Texas Hold 'Em」が2億回以上ストリーミングされていた。
さらに、Amazon Musicでは、『カウボーイ・カーター』の初日ストリーミング数が、これまでのビヨンセによるどのアルバムも上回り、過去最大のデビューを飾った。また、女性アーティストによるカントリー・アルバムとしてAmazon Music史上最多の初日ストリーミング数を記録した。
この27曲入りのアルバムには、マイリー・サイラス、ポスト・マローン、ドリー・パートン、ウィリー・ネルソン、リンダ・マーテル、タナー・アデル、ウィリー・ジョーンズ、ラファエル・サーディク、ザ・ドリーム、シャブージーをはじめとする豪華なコラボレーターが参加している。また、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”を制した「Texas Hold 'Em」も収録されている。
ビヨンセは、アルバム・リリースに向けて、「このアルバムは5年以上の歳月をかけて制作されました」とインスタグラムに綴り、「何年も前に経験した、自分が歓迎されていないと感じた経験から生まれたのですが、明確に歓迎されていませんでした。ただ、その経験があったからこそ、私はカントリー・ミュージックの歴史をより深く掘り下げて調べ、私たちの豊かな音楽的アーカイブを研究しました。音楽がいかに世界中の多くの人々を団結させることができるかを目の当たりにし、同時に私たちの音楽の歴史を教育するために人生の多くを捧げてきた人々の声を増幅させることができるのは、とても良いことだと感じています」とコメントしていた。