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週末からは九州から東海で雨が降りやすく、24日(日)は西日本を中心に警報級の大雨になるおそれ。26日(火)は東北まで雨の範囲が広がり、雪解けによる災害に注意。

4月~5月並みの暖気

昨日20日(水:春分の日)から日本付近にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、本州の山を中心に短い時間に雪が降り積もりました。群馬県草津町では21日(木)午前4時までの12時間降雪量が40センチと、3月としては記録的な大雪になっています。

明日22日(金)も寒気の影響で、この時期としては気温の低い所が多いですが、23日(土)以降は暖かい空気が流れ込むでしょう。24日(日)午後6時には、上空1500メートル付近で6℃以上の暖かい空気が、関東付近まで流れ込む予想です。関東では4月下旬並み、九州では5月下旬並みの暖気となるでしょう。新たに雪が積もった所や、積雪が多く残る所では、なだれが発生しやすくなります。

24日頃と26日頃 発達した雨雲

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暖気が流れ込む原因は、低気圧や前線です。雨でも気温が高く、西日本では最高気温が20℃くらいまで上がる所もあるでしょう。

23日(土)から26日(火)にかけては、西日本や東日本に前線がのびて、前線上には低気圧が立て続けに発生する予想です。24日(日)は西日本を中心に警報級の大雨となるおそれがあります。26日(火)は関東や東北でも長い時間、雨が降るでしょう。東北の標高の高い山では雪が降る所もありますが、広く雨で雪解けが進みそうです。

降った雨に加えて、雪解けによって水分量が増えるため、融雪災害に注意、警戒してください。また、令和6年能登半島地震で揺れの⼤きかった地域は地盤の緩んでいる所があり、少しの⾬でも⼟砂災害に注意が必要です。

融雪災害に注意

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雨や気温の上昇で心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。