メイン画像
この記事の写真をすべて見る

今日12日は、本州の南岸を低気圧が急速に発達しながら東進。太平洋側では局地的に激しい雨。午後は暴風にも警戒が必要です、また、低気圧が通過後は寒気が流れ込むため、西日本の日本海側を中心に天気急変に注意。

低気圧が急発達

画像A

今日12日は、低気圧が急速に発達しながら本州の南岸を東へ進み、今夜は関東の東へ。明日13日の朝にはさらに発達して日本の東へ進む予想です。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、太平洋側を中心に雨雲が発達しやすいでしょう。局地的に大雨となりそうです。東北の太平洋側では、今夜から明日13日の明け方にかけて暴風に警戒してください。

また、低気圧が通過後は北よりの風が強まり、上空には寒気が流れ込むでしょう。山陰や近畿北部など西日本の日本海側は、いったん雨がやんでも、急な強い雨や落雷、突風やひょうが降るおそれがあります。空模様の変化が注意が必要です。

局地的に激しい雨 風が強まる

画像B

各地の天気です。

沖縄は、雨のピークは過ぎつつあり、日中は天気が回復するでしょう。

九州は朝まで、四国や中国地方、近畿は昼頃にかけて、広い範囲で雨が降りそうです。太平洋側では、激しく降る所もあるでしょう。午後は寒気の影響による雨雲が、日本海側を中心にかかりそうです。いったん雨がやんでも、局地的な強い雨や雷雨などにご注意ください。

北陸は雨が降ったりやんだりで、夜は雷雨になる所もあるでしょう。地震の揺れが大きかった地域では、少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。

東海は、日中いっぱい雨の降る所が多いでしょう。関東甲信は、昼前には雨が降りだし、夕方頃が雨のピークとなりそうです。沿岸部を中心に雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。標高の高い所では雪になりそうです。

東北は、昼頃には広い範囲で雨雲がかかるでしょう。山沿いでは雪が降り、大雪になる所もありそうです。次第に風が強まり、太平洋側では今夜から北よりの風が吹き荒れるでしょう。海上では暴風に警戒が必要です。

北海道は、南西部や東部を中心に雪や雨が降るでしょう。夕方以降は、東部で雪の範囲が広がりそうです。

最高気温は、昨日11日より低い所が多いでしょう。近畿から関東にかけては、上がっても10℃くらいで、2月上旬から中旬並みの予想です。北よりの風が強まるため、朝よりも夜の方が寒く感じられるでしょう。服装でうまく調節してください。

激しい雨って どんな雨?

画像C

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分ご注意ください。