「平均的な相場は、食事のみで100~300ドル(約1万5千~4万4千円〈1ドル=145円換算。以下同〉)、肉体関係ありでプラス200~500ドル(約2万9千~7万3千円)あたり。食事以外に、買い物や旅行、エステ代、整形費用などを出してくれるパパもいて、女性のスペックが高ければ高いほど金額が上がると言われています」

 条件の良いダディと出会うべく、女性はプロのカメラマンに自分を魅力的に美しく撮影してもらい、パパ活用のホームページやSNSにアップするなどし、出会いのチャンスを待つ。なお、パパ活より数は少ないものの、パトロン的存在となる女性=シュガーママ、若い男性=シュガーボーイという“ママ活”の構図も存在するという。

「店に所属するのではなく、個人同士で出会って、それぞれ条件が合えば関係が成立するという、シンプルでわかりやすい仕組みだと思う。個人同士のやり取りに他の人が介在しないほうが話が早いし、マージンをべらぼうに取られることもないし、私には合ってるかな」

 パパ活サイトを通じ、現地在住の日本人の駐在員と肉体関係を持ったこともある。

「金髪の白人より、日本人が落ち着くからいいって言ってました」

www.amazon.co.jp/dp/4022952571

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松岡かすみ

松岡かすみ

松岡かすみ(まつおか・かすみ) 1986年、高知県生まれ。同志社大学文学部卒業。PR会社、宣伝会議を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。2021年からフリーランス記者として、雑誌や書籍、ウェブメディアなどの分野で活動。

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