ドイツは日本と同様で、第2次世界大戦でアメリカに占領された「保護国」みたいなところがあるわけです。そういったドイツが、どういう動きを見せるか。

 そして、これはある意味ひじょうに遠い、予測レベルの仮説なんですけれども、このウクライナ戦争から「抜け出す」ドイツというのも、想像することはできると思います。

著者プロフィールを見る
エマニュエル・トッド

エマニュエル・トッド

エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd) 歴史家、文化人類学者、人口学者。1951年フランス生まれ。家族制度や識字率、出生率に基づき現代政治や社会を分析し、ソ連崩壊、米国の金融危機、アラブの春、英国EU離脱などを予言。主な著書に『グローバリズム以後』(朝日新書)、『帝国以後』『経済幻想』(藤原書店)、『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』『第三次世界大戦はもう始まっている』(文藝春秋)など。

エマニュエル・トッドの記事一覧はこちら
暮らしとモノ班 for promotion
台風、南海トラフ地震、…ライフライン復旧まで備える非常食の売れ筋ランキング