今日21日は、前線の影響で、九州から関東甲信は断続的に雨で、雷を伴って激しい雨の降る所も。東北から北海道は雪で、東北南部は大雪の恐れ。最高気温は昨日より大幅に低く、関東から北海道は真冬並みの寒さに。
前線停滞 広く雨や雷雨 激しい雨も 東北は大雪の恐れ
今日21日、前線が西日本から東日本の南岸沿いに停滞するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定です。
九州や四国、東海は雨や雷雨で、局地的に激しい雨が降るでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要です。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒してください。中国地方や近畿、関東、北陸にかけても断続的に雨が降るでしょう。石川県では令和6年能登半島地震の影響やこれまでの降水で地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に注意・警戒してください。
東北は雪が降り、南部では山沿いだけでなく、平地でも大雪となる恐れがあります。大雪による交通障害に注意・警戒してください。北海道は日本海側を中心に雪が降り、吹雪く所もあるでしょう。
一方、沖縄は青空が広がる見込みです。
最高気温は大幅ダウン 真冬並みの寒さ
最高気温は、北海道から北陸は昨日より10℃前後低く、真冬並みの寒さになりそうです。札幌市はマイナス3℃と、真冬日になるでしょう。仙台市は2℃、新潟市は4℃と震えるような寒さとなりそうです。
昨日、初夏の陽気となった関東も気温が急降下。東京都心は昨日より14℃低く、真冬並みの寒さでしょう。日々の寒暖差が大きくなりますので、体調管理にご注意ください。
東海から九州も昨日より低く、名古屋市や大阪市は12℃と、この時期らしい寒さになるでしょう。
沖縄は26℃と夏日が続く見込みです。
激しい雨とは?
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分ご注意ください。