2019年3月に東京ドームで行われた開幕シリーズ第2戦(マリナーズvsアスレチックス)を最後に、日米通算28年間にわたる現役生活に別れを告げたイチロー。あれから早くも5年が経ち、来年は殿堂入り候補者としての資格を得る。
【写真】レジェンド・イチローが「本当の天才」と言った男がこちら
イチローはメジャー移籍1年目から首位打者となり、新人王とシーズンMVPを同時に受賞。4年目の2004年にはシーズン歴代最多の262安打をマークするなど、数々の功績を残したのは野球ファンなら誰もが知るところだ。
だが、ここで触れたシーズン最多安打記録の他にも、イチローが残した数字は長い歴史を持つメジャーリーグでも“稀有”なものが多い。
2022年には改めてメジャーリーグ公式サイト『MLB.com』もイチローが残した記録に注目。背番号にちなんで「51」個の顕著な記録について紹介している。
先述したシーズン歴代最多の262安打や、メジャー通算3000本安打などは有名だが、その51個の中から「やっぱりイチローってすごい!」と再認識できる記録をランダムで紹介したいと思う。
■イチローがルーキー時代(2001年)に記録したシーズン242安打は殿堂入りのロイド・ウェイナーが1927年に打ち立てた記録を破り、今なおルーキーとしては最多。
■イチローは通算3000本安打、500盗塁以上を達成した7人のうちの1人。他には殿堂入りのタイ・カッブ、リッキー・ヘンダーソンなど伝説のプレイヤーがずらりと並ぶ。
■イチローは2001年4月4日、メジャー出場3試合目の第1打席でヒットを放ち打率を3割(10打数3安打)に乗せ、そこから引退するまでの残り2650試合で通算打率は一度たりとも3割を下回らなかった。
■イチローは2001年、フレッド・リン(1975年)に続く史上2人目となる新人のシーズンMVPに輝いたが、キャリア1年目では史上初。
■イチローはデビューから10年連続でゴールドグラブ賞を受賞。これは殿堂入り捕手のジョニー・ベンチとイチローの2人のみ。