AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年2月5日号では、夫婦共に製薬会社の開発職に携わる平井萌優さん、平井辰典さん夫婦について取り上げました。
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2022年、夫32歳、妻28歳のときに結婚。2人暮らし。
【出会いは?】夫が働いていた会社に、妻が後から入社し、同じプロジェクトを担当して知り合った。
【結婚までの道のりは?】もともと仲が良い先輩と後輩の関係だったが、夫が転職した際の壮行会をきっかけに2人で遊ぶように。出会いから4年ほどで交際をはじめ、約1年半後に結婚。
【家事や家計の分担は?】料理は妻、掃除は夫など、役割が決まっているものもあるが、そのほかの家事全般はお互いに協力している。家計は一緒。
妻 平井萌優[30]製薬会社 開発職
ひらい・もゆ◆1994年、静岡県生まれ。静岡県立大学薬学部薬学科を2018年に卒業後、製薬会社に入社。医療用医薬品の臨床開発に携わる。社内のグローバルチームや医師らとやり取りしながら新しい薬の開発に従事
新人の頃、辰典さんと同じプロジェクトチームに配属されました。どんなことも優しく教えてくれて、頼れるかっこいい先輩でした。
辰典さんが転職することになり、それを機にしばしば会うようになりました。初めて会った時から結婚した今も変わらず、頼りがいがある優しい人です。
私はどんなことも「なんとかなる」と思うタイプですが、辰典さんはまずゴールを定めて、それに対するステップを細分化して、一つ一つクリアしていきます。私が語った夢を実現するための道筋を描いてくれるので、ものすごく助かっています。
とは言え、抜けた面もあるんです。おっちょこちょいで忘れ物が多い! 旅行先に財布を持っていくのを忘れたこともありました。そういう自分を客観視して、改善しようと頑張っているところもすてきだと思います。
お互いに仕事は忙しいですが、辰典さんとの日々は穏やかで温かいです。いつも感謝しています。