松下洸平さんとシンガーソングライター・JQさん(撮影/写真映像部・東川哲也)
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 松下洸平さんがホストを務めるAERAの対談連載「じゅうにんといろ」、19人目のゲストはシンガーソングライター・JQさん。幅広い層に熱烈なファンを持つJQさんと、2ndアルバムを発表したばかりの松下さんによる音楽談義のスタートです。AERA2024年1月29日号より。

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松下洸平(以下、松下):おはようございます! 今日はお越しいただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。

JQ:素晴らしい企画に呼んでくれて、すごくうれしいです。でも、こんな国民的イケメンと写真を一緒に撮るなんて罰ゲームだよ(笑)。できることなら全部変顔にしておきたい……。

松下:いえいえいえ(笑)。

 初めてお会いしたのは、2年くらい前ですね。僕が音楽活動を再開した時から一緒にやっているギターのカンちゃん(カンノケンタロウ)が、JQさんがリーダーをされているバンド「Nulbarich(ナルバリッチ)」のメンバーで。

JQ:そうだね。カンちゃんだけではなく、共通の知り合いが結構いるから、直接会う前から洸平くんのことはよく聞いてたよ。「いよいよ洸平が動き出します」みたいな(笑)。

松下:えっ(笑)。

JQ:最初は、俳優・松下洸平として認知していたから、歌も歌えちゃうの? ふざけんなよ、って思ってました(笑)。音楽を始めたきっかけはなんだったの?

松下:中学でダンスを始めて、当時は歌も歌えたらかっこいいな、くらいだったんですけど、高校3年生の時にゴスペルの映画「天使にラブ・ソングを2」を観て感動したことがきっかけですね。歌手を目指して、専門学校のヴォーカル学科に進みました。カンちゃんとは、この専門学校で出会いました。

JQ:そうなんだってね。

松下:僕は21歳で歌手デビューしたのですが、2年くらいでダメになって、23歳から10年間は役者一本の生活でした。でも、歌を歌うという夢は捨てきれてなくて、音楽をまたやりたいとずっと思ってたんです。3年前、音楽活動の再開が決まった時、パッと浮かんだのがカンちゃんでした。

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