天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが、学習院大卒業後の4月から、日本赤十字社で嘱託職員として勤務することが内定したと、宮内庁が22日に発表した。愛子さまは「少しでも人々や社会にお役に立つことができればと考えております」と感想を寄せた。国民に慕われる愛子さま。あらためて、お人柄がにじむエピソードやふるまいに注目したい（この記事は「AERA dot.」で2023年9月23日に配信した内容の再配信です。年齢や肩書等は当時）。
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愛子さまの人気が高い。国民から愛されているという印象がある。どうしてなのか？ 愛子さまの誕生のころから皇室番組に携わる放送作家のつげのり子さんに話を聞いた。
愛子さまがご静養先から帰京されたときのファッションが話題になった。「GU」のワンピースのように見え、その値段は2490円。【記事はこちら→愛子さまの帰京時のワンピースは「GU」で2490円！？ ファストファッションでも品と清潔感】
愛子さまがここまで注目を集める理由を、つげのり子さんは「お名前からしても、国民から愛されることを運命づけられていたのだと思います」と話す。その理由は、待望のお子さまだったからだ。
「皇太子さま（当時）と雅子さまのお子さまはいつ誕生するのだろうと長らく言われていたところ、結婚8年目に誕生されたのが愛子さまでした。まさに待ちに待った愛子さまの誕生に、多くの人びとは心から『良かった！』と祝福する気持ちがありました。
美智子さまは長男・浩宮さまを、紀子さまは長女・眞子さまを結婚の翌年ご出産されているので、国民も結婚したらすぐにお子さまに恵まれると勝手に思ってしまっていました。結婚から出産までの8年間のプレッシャーも大きかったと想像され、そんな背景から国民の雅子さまに寄せる同情の気持ちが、愛子さま誕生によって一気に安堵の気持ちに変わったのだと思います。その瞬間からみんなが我がことのように、愛子さまへの愛情を募らせていったのではないでしょうか」
