腰痛とならび、もはや国民病といっても過言ではない、肩こり。日々悩まされるものの、他の病気等に比べると、たかが肩こり......と、ついつい軽視しがちなのではないでしょうか。
しかし肩こりのなかには、命にかかわる怖いものもあり、決してあなどってはならないといいます。本書『本当は怖い肩こり』では、肩がこるメカニズムを解説、それぞれの症状にあわせ、具体的な対策や解消方法を教えてくれます。
まず肩こりの症状は、おおきく次の5つに分けられるそうです。
① 首から肩、背中にかけての重圧感、不快感、軽い痛み、こり感
② 頭痛
③ 便秘・下痢、食欲低下、吐き気、眼精疲労、めまい、のどのつまる感じ、胸の締め付けなどの自律神経症状
④ 手や腕のしびれや冷え
⑤ 感情の不安定、不眠、記憶力や集中力の低下
一口に肩こりと言っても、頭痛やめまいのような別の症状が現れることも。そのため実際は肩こりなのに、そうと気付かずにいる人も少なくないといいます。