22年の“ドライチ”を3人挙げた。「二刀流」矢澤(日本ハム)は、昨年左手小指靭帯損傷の途中リタイヤから巻き返す。投手陣の高齢化が進むチームにおける荘司(楽天)、絶対エース・山本由伸(ドジャース)が抜けて曽谷(オリックス)にかかる期待は大きい。
捕手は、22年に「新人捕手の開幕戦先発」を果たした00年早生まれの安田(楽天)。昨秋、井端弘和・侍ジャパンU24のメンバーに選ばれた石橋(中日)。
一塁は、日本ハムで清宮幸太郎とともに中軸候補の野村佑希。その清宮と早実高時代にクリーンアップを組んだ野村大樹(ソフトバンク)もいる。増田(巨人)も22年に69試合35安打5本塁打と発展途上。
二塁は、ともに好守備を誇る名手・菊池涼介(広島)やゴンザレス(オリックス)の後釜を虎視眈々と狙う羽月(広島)と宜保(オリックス)。昨年DeNAとのクライマックスシリーズでの羽月の三盗は記憶に残る。
三塁は、00年早生まれの村上(ヤクルト)。22年に史上最年少の三冠王を獲得し、文句のないところだろう。
遊撃は、小園(広島)が「同世代」の同ポジションをリード。好守・門脇誠(巨人)は01年早生まれになる。
外野は万波(日本ハム)が昨年25本塁打、眠れる大砲が覚醒した。ゴールデングラブ賞も受賞。森下(阪神)は昨年日本シリーズの対オリックス第5戦で宇田川優希から放った逆転三塁打が見事だった。山口(ロッテ)は22年16本塁打、昨年14本塁打と長打力を見せる。