■三原じゅん子氏は強制捜査の夜に開催
江島事務所に岸田首相がパーティー自粛を呼びかけている中で開催した理由を聞くと、秘書からこう回答があった。
「岸田首相は派閥のパーティーに関しての自粛をおっしゃったのであって、個別の議員のパーティーには、特に言及してなかったはずです」
問題になっている安倍派のキックバックについて、江島氏の関与はなかったのかを聞くと、「事件として捜査されているので、捜査が終わった段階で(コメントする)といういことになるかと思います」(同秘書)
12月19日には、東京地検特捜部が安倍派、二階派の事務所に強制捜査に入った。それにもかかわらず、当日夜に千代田区のホテルで政治資金パーティーを開催したのは、三原じゅん子参院議員。出席者は「金屏風の前で三原議員があいさつをしていました」と語る。
三原事務所に事実確認をすると、秘書が答えた。
──12月19日、当日朝に安倍派、二階派に強制捜査が入ったが、その夜にパーティーを開催するというのはどういう判断だったのか。
「通常通り、粛々と開催させていただきました。(強制捜査とは)関係のないことですし、われわれは別に安倍派でも二階派でもないわけですから」
──岸田首相は今月初めに「パーティー自粛」の方針を出している。
「総理がおっしゃったのは、あくまでも派閥のパーティーは当面見合わせるということだと聞いています。(三原は)無派閥ですし、議員個人のパーティーに関しては、通常通りに開催されている方も大勢いらっしゃいます。もちろん、中止や延期をなさった方がいらっしゃることも存じあげています」