エンタメがやりたい

松倉:7人の向く方向が本当に一緒なんだなと感じた。7人が一丸となって、焼き肉のように熱のこもった会になりました。Travis JapanがTravis Japanであることが一番大事。ファンの方たちと手を繋いで、新しいことに挑戦して一緒に夢を掴みにいく。こういう時こそギアを上げて突っ走っていきたい。

七五三掛:応援してくれる方々がいる限り、絶対に返していきたい。前を向いて僕ららしいエンターテインメントを届けることが一番だと思っています。

川島:これは完全に僕個人の話なのですが、僕はエンターテインメントを「人を楽しませるもの」と定義して育ってきました。「何が正しくて何が間違っていたのか」ということを、自分なりに見つめ直す作業をここ半年間くらいやってきました。そして見つめ直せば直すほど、「エンタメがやりたい」という気持ちが一番大きいと気付いた。向かい風が吹こうとも、その気持ちに嘘はつきたくない。泥臭くてもいいから自分の気持ちに正直でいたい。その生き方が結果的に良いエンタメを生み出してくれると信じています。

松田:以前から「ずっと自分たちらしくいよう」という気持ちは共有していたので、7人が横一列に並んでいるグループで、変わらず楽しんで挑戦していきたいです。

宮近:どう捉えるかはお客さんそれぞれだと思いますが、ネガティブなことですら巻き込んでいけるのがエンタメの力。僕たち自身はTravis Japanのエンタメを待ってくれる人がいると思って迷いなく続けていきます。

(ライター・小松香里)

AERA 2023年12月18日号