けれども、最近、わたしなりにすべて解決するひと言が見つかった。それが、
「まっ、いいか」。
いろんな人が無責任に、いろんなイライラする情報をくれることもある。
「大谷さんがお世話していた◯◯さん、大谷さんのこと、『口ばっかり』なんて言ってたよ」
そのたびにわたしは言う。
「まあ、いいやん!」
意外とこの言葉を言うだけで、スッキリする。
また、世の中には、心底ひどいことをしておいて、コロッと忘れたように、いいことばかり言ってくる人もたくさんいる。
かつては、
「ほんまに、わたしもどうなってもいいから、あいつだけは許せない。ぜったい、返り討ちにしてやる」
くらいに思っていたけれど、今なら、そんな人に出会っても、
「まっ、いいか」
と、言ってみる。
これで、わたしは、スっとする。
このミラクルワードを見つけたことがわたしの心を軽くした。
必死でがんばっていた時のわたしは、
「まっ、いいか」
は、究極の妥協の言葉で、そんな言葉を使うことを許せなかった。
それどころか、本気の人間は、この言葉を使うべきじゃないと思っていた。
だけど、意外と使ってみると楽しくなることに気づいた。
ただし、妥協で使うんじゃない。緩和剤だと思って使っている。
腹たった時、悲しい時、つらい時、自分を緩和するために「まっ、いいか」を使う。
人に対してネガティブにならないために使ってみる。