滞在最終日となった現地時間の8日午前、佳子さまは、リマ市で日本文化を伝承する教育をしている「ラ・ウニオン学校」を訪れた。小学2年生の授業では、子どもたち一人ひとりに好きな食べ物を尋ね、「私も桃好きです」「おいしいですよね」などと交流を深められた。
またこの日は、同市内の日本人学校も訪問。児童からは「unlimited」という歌の合唱がおくられた。「箱庭の空ではもう足りない 未来の地図広げて」「たとえ道はわかれたって君を思うよ」などと歌い上げられると、瞳を潤ませるようなご様子を見せた。
約23時間に及ぶ長旅を経て、10日午後3時すぎ、民間機で羽田空港に到着された佳子さま。行きの航空機トラブルにより現地滞在日数は1日少なくなったが、スケジュールを調整し、当初予定していたすべての行事を完遂された。
(AERA dot.編集部・大谷百合絵)