イスラエル

撮影/小山幸佑

「私は、イスラエルが軍事占領を通じて何十年にもわたってあなた方を傷つけたことを認めます。私たち全員が平和で安全に暮らすためには、占領を終わらせ、国家間の和解を得ることが必要です。過去の悪行を正す唯一の方法は、過去に何が起こったかを認識し、そこから解放され、現在と共同の未来のために協力し、この土地でパートナーシップを結び団結をすることであると思います。終わらせるために、私たちは話し合う必要があります」】

撮影/小山幸佑

 イスラエルでは18歳から、男性は3年間、女性は2年間の兵役が義務づけられている。メイル・グレッサーさんは、パレスチナの人々を人間として見てはいけない、と教える軍に疑問を感じ、兵役の途中でのリタイアを決めた。除隊後は慈善活動プログラムに参加し、パレスチナの村を訪問し、人々に会いに行った。最近のたった数カ月のプログラムで学んだことだけでも、紛争についてこれまで生きてきた中でずっと聞かされてきた全てよりも更に多くのことを学んだ、と話す。

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