ソロ公演で歌う沢田研二さん=6日、東京都渋谷区の渋谷公会堂
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 沢田研二ライブツアー「まだまだ一生懸命 PART Ⅱ」の千秋楽公演が11月23日、東京国際フォーラム ホールAで開催された。昨年7月24日から今年6月25日にかけておこなわれた「PARTⅠ」では2018年“ドタキャン騒動”因縁の地であるさいたまスーパーアリーナを超満員で制した沢田。追加となる全国4会場での「PART Ⅱ」にはどのような思いが込められていたのだろうか。

【写真】すごい…入場前から熱気に包まれた会場の様子

「これが一生の最後にならないように、みなさん元気でいてくださいよ!」

 オープニングから『そのキスが欲しい』(1993年)、『お前にチェックイン』(1982年)とハイテンションな楽曲を続けて歌い上げた沢田だが、MCでは75歳という年齢なりのワードが目立つ。

 この数年、メディア取材にほとんど応じていない沢田。しかし彼の考えや心境の変化は定期的にライブに足を運んでいるファンにはよく理解できるようだ。

「機嫌が悪い時は怒鳴ったり、説教したりすることもあるけど、目標を成し遂げた満面の笑顔や、仲間を失って涙する顔も隠さずに見せてくれるのがジュリー。今回のMCではインフルエンザが流行していることに触れ、『みなさん身体は大丈夫ですか?』と言っていましたが、高齢にさしかかるファンたちを労わってくれていることがよく伝わりました」

 と語るのは長年のファンで埼玉県在住のA・Jさん(49)。

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中将タカノリ

中将タカノリ

シンガーソングライター・音楽評論家。2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。昭和歌謡、アメリカンポップスをフィーチャーした音楽性が注目され、楽曲提供も多数手がける。代表曲に「雨にうたれて」など。2012年からは音楽評論家としても活動。数々のメディアに寄稿、出演し、近年の昭和歌謡ブーム、平成J-POPブームに寄与している。2023年5月10日にキングレコードから橋本菜津美とのデュエットシングル「夜間飛行~星に抱かれて~」リリース。

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ジュリーはライブには手を抜かない