自分の常識と違うことと向き合ったとき、いかに柔軟に受け止められるか。そこで「あ、私が思っていたのはアンコンシャス・バイアスだったんだ」と気づき取り除くことができれば、「決めつけ」という偏見から来る視野の狭さから解放されていくのではないかなと思います。
それは、商品開発にも思いがけない形でつながります。
例えばローソンで無印良品さんのエイジングケア化粧水を扱うことになった当初、購買層について私たちにはあるイメージがありました。でも実際には、そのイメージからは遠い男性の方々からも「置いてくれてよかったです。すごく重宝してますよ」と言われることも多かったのです。私たちに「化粧水=女性」というバイアスがあったわけです。アンコンシャス・バイアスが取り除かれた瞬間でした。
内なる「無意識の偏見」を自覚し、広い視野で世の中を見ていけたら、皆がより暮らしやすい社会にできるかもしれません。