2011年のAKB総選挙。会いに行けるアイドルブーム

秋元:おさむの場合は、客観性と主観が行ったり来たりスイッチングするんだね。自分を客観視しながら、自分が本当に疲れちゃったという主観と。

鈴木:確かに、両方ありますね。だから昨年12月、月刊「文藝春秋」に「小説『20160118』」を書くことができたんだと思います。SMAPを元にした小説ですが、単なる暴露ではなく、自分が見聞きしてきたことをちゃんと記しておきたかった。書き上げた時に、これで終わってもいいやと思ったんです。

秋元:僕がおさむを認めるのは、舞台でも小説でも汗かいてるな、と思うからだね。自分できちんと記している。奥様が「お金を追いかけると、そういう人生になってしまう」と言ったそうだけど、素晴らしいね。

テレビのスマホ視聴が広がる

マスと向き合わない

鈴木:はい、ありがたいですね。身体のことも心配してくれてます。スケジュールが入らない日が来たら、家庭菜園をやろうと思って。それと小2の息子に勉強をちゃんと教えてみたい。どうすれば勉強を嫌いにならないで教えられるかな、ということにも興味がありますね。

秋元:おさむはきっと、マスと向き合うことをやめようとしているんだな。息子や嫁、自分自身をちゃんと見たいということでしょ?

鈴木:そうですね。

(構成/編集部・古田真梨子)

AERA 2023年11月20日号より抜粋

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