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けさは関東から西の広い範囲で今シーズン一番の冷え込みとなり、都心は5.9℃と今季初の5℃台に。日中は日差しにほっとできる小春日和となりますが、夕方以降はぐっと冷えるでしょう。あす15日以降も、朝は冷え込む所が多い見込み。室内のヒートショックに注意。

きょう14日 震える朝から気温が急上昇

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きょう14日朝は、放射冷却現象で各地で冷え込みが強まりました。
午前9時までの最低気温は、東京都心は5.9℃、水戸市で1.9℃、長野市でマイナス0.5℃(今季初の冬日)、名古屋市で4.8℃、大阪市6.7℃、広島市5.1℃、福岡市7.0℃といずれも12月上旬並みで、関東から西は広い範囲で今シーズン一番の冷え込みとなりました。

午前11時30分までの最高気温は、東京都心で17.3℃まで上がりました。
最低気温の5.9℃が出たのは午前6時過ぎで、5時間程度で11℃以上も気温が急上昇しています。大阪市も15.6℃まで上がっています。

一日の寒暖差大きく あす15日以降も気温差注意

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きょう14日は、冬型の気圧配置がゆるむでしょう。
日本海側の雪の範囲は狭まり、関東から西は広い範囲で晴れて、昼間は日差しにほっとできそうです。
ただ、夕方には気温が急降下します。日が沈むのが早い時期になりましたが、帰宅時間帯はマフラーなどで、しっかりと寒さ対策をしてください。

あす15日朝は、けさほどの冷え込みはなさそうですが、広い範囲で10℃以下となるでしょう。全国のアメダス地点の約2割以上にあたる約230地点で冬日(最低気温が0℃未満)の予想です。外出時はもちろんのこと、部屋の中でも十分暖かくしてお過ごしください。

住宅全体を暖めて ヒートショックを防ごう

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家の中は、部屋によって室温が違います。暖かい部屋から寒い部屋へ移動するなど、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなりますので、なるべく室温を一定に保つのがおすすめです。

そのためには、部屋ごとに温度計を置いて室温を確認し、寒い部屋には、暖房器具を設置するなど、対策を心がけましょう。部屋と部屋の温度差をなくすためには、居室 だけでなく、家全体を暖かくすることが重要で、二重サッシにするなど、断熱化も有効です。

特に、居間や脱衣所の室温が18度未満の住宅では、浴槽のお湯の温度が42度以上の"熱め入浴"が増加する、という研究結果もあり、血圧の急激な変化につながるおそれもあります。

目安となる室温は、家中どこでも18度以上と覚えてください。