放送作家の鈴木おさむさん
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 鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、「スーパーマリオブラザーズ」について。

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 1983年にファミコンことファミリーコンピューターで「マリオブラザーズ」が発売されました。ファミコンを買ってもらったばかりの僕はマリオを買い、とてつもなく熱くなりました。

 その2年後、「スーパーマリオブラザーズ」が発売されて、ドギモを抜かれました。キノコを食べると大きくなり、花を取ると炎を出す。あのときは驚きましたよね。

 ファミコンのマリオをやってた僕は当時11歳。あれから40年がたち51歳。

小さな「痛快」が癖になる

 10月20日に任天堂スイッチで「スーパーマリオブラザーズ」の完全新作が発売になりました。横スクロールのマリオシリーズとしては11年ぶりの新作。

 ゲームがめちゃくちゃ好きというわけでもない僕が、マリオの新作は常にプレーし続けてきたこの40年。

 発売日に新作「スーパーマリオブラザーズ・ワンダー」を買い、プレーしました。最初に言います。傑作です。最近ゲームから離れていた大人たちにも是非おすすめします。

 簡単に言えば、最初のスーパーマリオと同じく横にスクロールする画面の中で、マリオを走らせて行き敵を倒しながらゴールを目指すゲーム。

 マリオシリーズのおもしろいところって、敵を踏んだりファイアで飛ばしたり、小さな「痛快」を何回も体験していけるんです。そこがおもしろいし癖になる。

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懐かしさと新たな体験でアドレナリンが