10月31日は下界に悪魔が降りてくる日、なのか。おんなじ様な格好しただけで騙される悪魔だったら、さほど怖くない気もするけどね。でも仲間だと思われて、かえって親近感を持たれてベタベタ寄ってきたらヤダな。「ウハハハハハー。吾輩と一緒に世界征服を果たそうではないか!!」とか「ウハハハハハー。吾輩と一緒に来年のツアー、回ってみないか!!」とか「ウハハハハハー。初場所の枡席、一人分空いてるから良かったら来ないか!!」とか、寄ってこられたらけっこうめんどくさい。それに悪魔のような人智を超えた存在を仮装で避けようというのはどうにもアホっぽい。

 そんな時は無理して立ち向かわず、我々人間はやはり神様に頼むのがベストではないですか? 「神様、助けて!」ってさ。助けてもらったら「神様、ありがとう!」ってね。祈願と御礼。お祭りってそういうものですし。でもあいにく日本の10月は神無月なんだな。(編集部注:本来は「旧暦」なので日にちはずれます)。全国の神様という神様が、島根は出雲国へ大集結してしまって、神様が居なくなる月で神無月。悪魔に対抗すべく神様に拝んでも、神様はちょうどその日までみんな出雲に行っていて帰ってくるのは翌日の11月1日か。

 神様たちに31日までに帰ってきてもらうわけにはいかないかな。一般社団法人 全国神様協会に電話して、帰ってきて欲しい旨をダメ元で伝えてみようと思う。

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「そちらは『全神協』さんですよね?」